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Flexform(フレックスフォルム)のFeel Good(フィールグッド)

高級家具のトップブランドを生まれ故郷に持つ「Flexform(フレックスフォルム)」

Flexform(フレックスフォルム。以下、特別な事情がない限りはカタカナで表記する)は、1970年にイタリアはロンバルディアのメーダで生まれた高級家具ブランドです。
このメーダは、高級家具ブランドや家具そのものの歴史を語るうえで非常に重要な意味を持つ地名です。
昔からこんにちに至るまで我々の目を楽しませ、我々の体と暮らしを支え、我々の知的好奇心を刺激する魅力的な家具を提供してきた高級家具ブランドは、このメーダで多く生まれているからです。

たとえば、多くの著名建築家とコラボレーションをして数多くの名作を打ち出した「カッシーナ」や、メイドインイタリアを貫き続ける「ミノッティ」などが、フレックスフォルムと同じくこのメーダを故郷としています。

メーダが生み出すのは、高級家具ブランドだけではありません。
高級家具ブランドを高級家具ブランド足りえるものにするための職人やデザイナーも、この地から多く誕生しています。
フレックスフォルムを語るうえで欠かすことのできない人物である「アントニオ・チッテリオ」も、このメーダに生まれ、ミラノ工科大学に進んだという経歴を持っています。

偉大なるメーダの土地で育ったフレックスフォルムは、高いデザイン性と高品質を売りにしています。
高級家具はしばしば芸術品・美術品にたとえられますが、フレックスフォルムは、「家そのもの」を「人が示す美的な表現である」と解釈しています。
人が選ぶ椅子が、テーブルが、棚がすべて、その人の美への関心を表す表現だととらえているのです。

フレックスフォルムは、この理念に基づき、新しい技術や新しい素材の開拓、そしてそれをより洗練されたものに作り上げていくための技術の研鑽を続けています。
このようなこだわりを持って作られた家具は、持ち主の美的感覚を示すものであると同時に、その持ち主をより美しくみせてくれるものだと確信しているからです。

フレックスフォルムは正統派のモダンファニチャーを打ち出す

Flexform(フレックスフォルム)の作り出す家具は、よく「正統派の現代的デザインであり、垢ぬけていてしゃれている」と評されます。
モダンデザインのお手本ともいえる家具を提案していて、スタイリッシュな空間を作り出すことに寄与しています。
また、彼らの打ち出す家具はそのすべてが細部にまでこだわって丁寧に作られています。
「神は細部に宿る」という言葉を引くまでもなく、繊細で丁寧な妥協のない作業なしには、決して名作は生まれません。
半世紀を超える時間を、イタリアモダニズムの王者のうちの1人として称えられてきたフレックスフォルムは、そのことをよく理解しています。

Flexform(フレックスフォルム)は、充実した生活を求める人たちが望む「家具の条件」をすべて満たしているといえます。
「快適な使用感であること」「シンプルでありながら質の良さを感じさせるデザインであること」「(潜在的な)客の希望をつかみ取り、またそれを叶えるものであること」「現在の生活によくマッチするデザインであること」「重厚感を持ち、語るべきエピソードを持つ家具であること」、これらの要素をすべて兼ね備えた家具を打ち出しているのがFlexform(フレックスフォルム)なのです。
また彼らは常に「当世風な」家具を打ち出していきますが、日々移り変わる流行をキャッチするだけでなく、彼ら自身の手で新しい流行を「作り出すこと」にも長けています。
家具に限らずすべてのものは作られた瞬間に過去になっていくのですが、Flexform(フレックスフォルム)では常に新しい家具を模索していっているのです。

このようにして「進化していくブランド」であるFlexform(フレックスフォルム)が打ち出した家具のうちのひとつとして、一脚の椅子があります。
次の項目では、この椅子について取り上げます。

Flexform(フレックスフォルム)は正統派のモダンファニチャーを「過去」と「現代」の融合~Feel Good(フィールグッド)の魅力とは

Feel Good(フィールグッド)は、Flexform(フレックスフォルム)が打ち出す椅子です。なおこのシリーズには、ソファもあります(今回は椅子のみを取り上げます)。

Flexform(フレックスフォルム)が「イタリアモダニズムを代表する家具ブランドであること」は、すでに述べた通りです。Flexform(フレックスフォルム)は常に現代的で、新しい流行を作り出しているブランドであることも、既知の事実でしょう。
しかし「現代的であること」は、「昔の技術や美的概念を捨て去ること」ではありません。
新しいデザインは昔のデザインと地続きに存在するものですし、その時代に愛されたデザインを現代のデザインに融合させることで「新しく楽しく、しかしどこか懐かしくほっとする家具」を作り出すことができるのです。
また、そもそもすばらしいデザインは、時間も好みの壁も超え、長く人に受け継がれていくものでもあります。
この概念は、Flexform(フレックスフォルム)だけでなく、多くの高級家具ブランドが持っているものです。

このような考え方をベースとして生み出されたFeel Good(フィールグッド)は、レトロでクラシカルなデザインに、現代的な線を組み合わせて生みだされた椅子だといえます。
上品で優美な古典的なフォルムに、なめらかなアルミ素材を掛け合わせて作られた椅子であり、時代を超えて人々に深く愛されています。
使い勝手の良いサイズであるのも特徴で、ソファの補助椅子として使うこともできますし、単品でコーヒーテーブルと合わせてもきれいに使うことができます。
ポリウレタンとガチョウの綿毛を掛け合わせて作られたシートは、座る人にいつでも快適な座り心地を提供します。
ちなみに、ここで使われているガチョウの綿毛はアヒルの綿毛以上の温かさとを持つため羽毛布団などにも利用されますが、アヒルの綿毛を使ったものよりもガチョウの綿毛を使ったものの方がずっと高価です。
この高価なガチョウの綿毛をふんだんに使っていることからも、Feel Good(フィールグッド)の品質の高さがうかがい知れるでしょう。

豊富な色展開を持っているのも、Feel Good(フィールグッド)の特徴です。
質感の異なる脚デザインをシートに合わせて選び分けられるため、これを使用する部屋の雰囲気や好みに合わせることが可能です。
クラシカルでありながらモダンな椅子であるうえに、そこに「自分の好きな色、好きなデザイン」を組み合わせられるFeel Good(フィールグッド)は、使用者に「選ぶ楽しみ」をももたらすものだといえるでしょう。

偉大なるAntonio Citterioの歴史は、Flexform(フレックスフォルム)から始まった

Antonio Citterio(アントニオ・チッテトリオ。以下、特別な事情がない限りはカタカナで表記する)は、もっとも著名なイタリアのデザイナーのうちの一人です。
彼は1950年に、先述した「メーダ」で生まれました。
わずか22歳のときに自分のスタジオを立ち上げ、その3年後に有名な大学「ミラノ工科大学」で建築学を学び終えます。
その後スイスのアカデミーで教鞭をとり、英国王立芸術協会からもその才を称えられるなどの輝かしい経歴を持つ彼ですが、家具デザイナーとしての彼の歴史はFlexform(フレックスフォルム)から始まりました。

まだ彼がミラノ工科大学に在籍しているときに、Flexform(フレックスフォルム)において家具のデザインを手掛けるのですが、そこから「家具デザイナー、アントニオ・チッテトリオ」の歴史が始まったのです。

まだ若い時分にFlexform(フレックスフォルム)とのパートナー関係を開始したアントニオ・チッテトリオですが、それから先も両者はともに歩み続けることになります。
それから40年以上経った段階でも、彼らの蜜月関係は変わることはありませんでした。
たとえば2022年の6月には、日本においてFlexform(フレックスフォルム)のショールームがオープンしていますが、このときの全フロアの監修をアントニオ・チッテトリオが務めています。

アントニオ・チッテトリオは、幅広い世代に好まれるデザインの家具を作り続けています。
これはアントニオ・チッテトリオの特徴ではあるのですが、同時に、Flexform(フレックスフォルム)の企業精神も関わっているとみられています。
Flexform(フレックスフォルム)が世代にとらわれずにさまざまなデザイナーとコラボレーションをしているのですが、この精神性がアントニオ・チッテトリオというデザイナーのデザインにも影響を与えているのです。

偉大なるアントニオ・チッテトリオは、Flexform(フレックスフォルム)を語るうえで欠かすことのできない人物です。
そしてFlexform(フレックスフォルム)もまた、アントニオ・チッテトリオというデザイナーを語るうえで欠かすことのできないブランドだといえるでしょう。